TD-Z を改造してみました

Lwing

2014年03月27日 22:58

黄色い魚屋さんでジャンク品を格安仕入しました。


性懲りもなく、マグフォースVです(笑)

前回のTD-X HVLで懲りていたはずなのに、面白そうなものがあるとついつい食いついてしまいます^^;
イシミーバイみたいな性格ですね(-_-;)


初期型のマグフォースVはチューニングがとてもピーキーで、キャスコンを使わないと後半にバックラッシュする傾向がありました。

で、結局お蔵入りとなったTD-X 105HVL



そして今回のおもちゃはTD-Z 105HL


ZPIのカスタムハンドルですので本体がおまけみたいなものです。
今回はジャンク品ということで、心おきなくいじり倒せます(笑)

まずはジャンクの理由

1.巻きが重い
2.スプールとボディーがこすれシャリシャリ音がする
3.当然フリーにしてもスプールがあっという間に止まる
4.ギアのごり感

そしてサイドプレートを開けてみると


5.ベアリング交換のためでしょうか、スプールベアリングリムーバーを使わず無理やりペンチでシャフトのピンを引っこ抜いた苦労の後が見られます。


そのためピンもシャフトもスプールも傷だらけ。ピンも中途半端な位置で固定されています。
さらに、最悪なのはシャフトにペンチの歯形がしっかりと残り、爪が引っ掛かるくらいの重症ですorz

いつものようにドリルに挟んで軸のぶれがないか確かめてみると幸いにも曲がりはなさそうです。



そうなると、おそらくはこれが原因でセンターがずれて回転むらができ、傷のせいでスムーズに回らないのかな?





まずはピンの位置を戻してみましょう。





え?わたし?
専用工具なんかもってません



もっているのはこちら


Lwing 印オリジナルスプールベアリングリムーバー
通称万力とモンキースパナ(爆)



普段は使いませんよ^^;

ジャンク品だからできる荒業です。



使い方は簡単。
モンキーで軽くピンを挟んだ後、万力で締めあげるだけです。

こんな感じ


写真が暗くてよくわかりませんね?
わかったところでこんな馬鹿げたやり方をまねされる方はいらっしゃらないでしょうし、写真を取り直す余裕もありません

そしてピンはめでたくセンターへ復帰、ついでにシャフトの傷も癒してあげましょう。


ここでもジャンクをいいことに荒業炸裂!

電動ドリルに挟んで、高速回転させながらダイヤモンドシャープナーで磨いた後、オイルストーンで仕上げます。





まぁ、こんなものでしょう。

シャフトには深い傷が残っていますが、ブッシングと当たるセンター付近が滑らかであれば問題ありません。

ただし、今回削ったシャフトはキャスコン側ですので、スプール位置は変わりませんが、パーミング側を削るとスプール位置がずれる可能性がありますので、この方法は使えません。



さらにギアボックスもバラバラにしてグリスアップ。スプールの回転はまずまずですが、あいかわらずごり感はとれませんでしたけど^^;

そして先週末に試し投げしてきましたが、やはりピーキーなブレーキ特性で、キャスコンで調整しないと後半バックラッシュしてしまいます。





今度はインダクトローターを改造しましょう。

要は、後半のブレーキが抜けないようにすればいいわけで、そのためにインダクトロータの位置を若干せり出した位置に戻るようにすれば最後までゆるゆるとブレーキがかかるのではないかという仮説です。


ここからは少し気合が入ってきたため、作業中の写真はありません^^;



まずはインダクトロータを固定しているCリングを外して・・・・・・むにゃむにゃむにゃ・・・・・・・
さらにスペーサーを自作して・・・・・・むにゃむにゃむにゃ・・・・・・・

ちなみにスペーサーはシリコン接着剤のノズルを輪切りにして、一か所切れ目を入れた後インダクトロータの後ろに仕込みました。








完成!

ノーマルのHLVとインダクトロータの位置を比較するとこんな感じです。


2mmほど前で止まっています。



ついでにもう一度ギアハウジング側をチェックした時にゴリゴリの原因を二つほど見つけたので、やっつけ仕事的に修理(笑)
ゴリゴリがなくなった代わりにベアリングに接着剤がはいったようで、若干巻き重りが(TT)

仕事は丁寧にやらないといけませんね^^;






と、ここまで書きためていながら、、本日スーパーロング残業のため試し投げできませんでした(ΩДΩ)




インプレはまた今度です^^;


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