疑似餌探索日記

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ところで、一般的なベイトキャスティングリールはドラグが滑っても特にクリック音は鳴らないのですが、昔のアンバサダーはドラグクリッカーが付いていて糸を出されたときに何とも言えないドラグサウンドを奏でます。

最近のベイトリールもABUを中心にこのドラグクリッカーが付いているものが散見されるようになりましたけど、あくまで個人的な感想ですがキャスティングリールにドラグクリッカーは必要ありません。



通常ベイトキャスティングリールのドラグはクラッチを戻すラチェット（緑の円で囲ったパーツ）とドライブギア（赤22番）の間に１枚（148番）、さらにドライブギアとドラグディスク（青丸146番）の間に１枚（147番）の計２枚が一般的です。


上記のように直接ハンドルシャフトとドラグノブでドライブギア抑え込む構造ですからギアの厚みの分しかドラグワッシャーを使えませんしスピニングに比べてワッシャーの枚数に限界があります。

ダイワやAbuGarciaではドライブギアとドラグディスクの間にワッシャーを追加して滑り出しや効き方を変える工夫をされていることもありますが、直接スプールにブレーキをかけるスピニングと違いピニオンギアを介してドライブギアのテンションを伝えるベイトでははっきり言って比べ物にならないほど性能に開きがあります。


まあ、大物用の両軸リールや最近のジギングリールは別として、ベイトリールのファイトスタイルはスプールをサミングしながら行いますからそこまで性能のよいドラグを求める必要がありませんし。



そしてドラグクリッカーの役割はファイト中の糸の吐き出し具合を聴覚で把握するためのものですので、スプールを押さえる触覚でわかるキャスティングリールにはそもそも必要のない代物です。


さらに言えばクリッカーをつけることでドラグディスクの面積を削る構造になることもありますから、性能の劣るドラグがさらに低スペックにｗｗ

3500Cのドラグワッシャーの面積 クリッカーなし

1500Cのドラグワッシャーの面積 クリッカーあり

あくまで個人的な見解ではありますが、おおむねこんな理由でベイトキャスティングリールのクリッカーがすたれてしまったのかな？と感じています。



とまあいつも通り寄り道しまくってなかなか本題にたどり着けないのですが、じゃあなんでT3にドラグクリッカーを付けんのさって事なんですが、





・・・・・・・・カッコイイから(*≧∀≦)ゞ・・・・・・・・・・・・・・・・・・今回もつづく（苦笑）