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2017年12月21日

DAIWA T3のレベルワインダーの糸溝

以前、超破格値でSVスプールを購入したのですが、ワタクシ実はこれを装着するリールは持ち合わせておりませんでした(^◇^;)


ためにしジャンク品のTD-Z105HL(20年熟成品)に装着してみると、なんとぴったりはまります(笑)

飛距離もまずまずですが、どうせダイワを使うならTWS(Tウイング システム)搭載機種も使ってみたいものです。




最近活躍中のT3は、このSVスプールの使い勝手を検証するために中古購入した1品です。

今でこそ快適に使えていますが、購入当初は巻き取った糸が偏ってしまう現象が頻発してキャストの気持ちよさと引き換えに巻き始めにかなり神経を使うリールでした。



どうやらクラッチを戻したときに糸がレベルワインダーのセンターに戻らず途中で引っかかってしまうのが原因のようです。






さて、このTWSはおよそ30年前に「ファントム ゼロ」に搭載されたレベルワインダーが左右に開いてスプールから放出される糸とレベルワインダーの接触抵抗を「ゼロ」するというシステムの発展形です。
DAIWA T3のレベルワインダーの糸溝

ただ、このファントムゼロはレベルワインダーの構造が複雑になったしまったがゆえに故障が多く、片方のレベルワインダーが戻らなかったり開かなかったりとなかなかの問題児でした。


これを解決するべくレベルワインダーを「T」形にしてキャスト時は横方向に広く開口し、リーリング時には中央の溝でラインをガイドする機構に修正してきたのが「TWS」です。
DAIWA T3のレベルワインダーの糸溝

キャスト時の放出抵抗のなさに、使い始めは高ギレしたんじゃないかと思うくらいでしたから久しぶりの感動を覚えた素晴らしいシステムだと思います。



ところがどうやらこのレベルワインダーのガイドが強度不足のためPEラインでは糸溝が出来てしまうようで、ネットで検索してみるとこの偏った巻き症状が頻発しているようです。

本来クラッチを戻すと上からふたをするように抑えられるため糸は自然とセンターの溝に戻ります。
DAIWA T3のレベルワインダーの糸溝

ところが糸溝があるとこのような状態で糸が途中で引っかかったままリーリングが開始されるため、スプールに偏って巻かれてしまいます。
DAIWA T3のレベルワインダーの糸溝


同じような症状に悩まされている方を見つけ、記事を詳しく読んでみるとどうやら対策品があるようで、うまくいくと無償交換してもらえるようです。


だめもとでメーカーに送ってみるとなんと無償交換で戻ってきました(笑)

ちなみにこのパーツはリストに載っているものの個人購入が出来ず、必ずメーカー修理になっています。





(☆_=;)ナンカニオウナ・・・・・・




メーカーさんのHPから写真を借りておいてこんなこと言うのもなんですが、PE使用が前提のリールでこんなことが起こるなんてリコールに近いんじゃないですかね?

これが原因で買い替えや売却されている方も多いんじゃないのかな?
私の買った中古品もおそらくこれが嫌で売り払ったんだと思いますよ?



ダイワ精工といえば釣りキチ三平と共に私の少年時代を一緒に過ごした思いで深いメーカーですから思い入れも人一倍あるんですけど、最近の新製品は時々
「本当にフィールドテストしてきたの?」

っていうのが散見されてちょっと、いや、大いにがっかりさせられるんですよね。


いまどきの道具に魅力を感じないようになってしまったのもこういったところに一因があるんです。個人でメンテもさせないようなシステムですし。





まあ、今回は文句ばかりになってしまいましたけど、子供や若者の夢と共におぢさん達の思い出も壊さないようにしっかりとした商品開発をお願いしますm(_ _)m



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Posted by Lwing at 22:43│Comments(2)道具インプレ
この記事へのコメント
あんな所に糸溝が出来るなんてよっぽど柔い素材使ってんでしょうね(笑)

感度や張りはあるけどスグ折れる竿

シルキーな巻き心地を追求したためムダなベアリングが多くムダに精密、おまけに錆びるリール

その上べらぼうに高額と来たら笑えてきます

人それぞれ好みや使い方は有ると思いますが、屋外の過酷な環境で使う道具であれば丈夫で壊れにくい物が大前提だと思うんですけどね…

ま、インスプールリールしか使わない私には知ったこっちゃないんですけどね(笑)
Posted by T.TT.T at 2017年12月23日 13:10
T.Tさん、

リールもロッドも無駄や遊びがなくなり使い勝手は良くなっていくことは悪くないのですが、外で遊ぶことが前提の道具ですから華奢になるのは間違っているし、道具のライフサイクルを短くするつくりには賛同できませんよね^^;
Posted by Lwing at 2018年01月03日 21:35
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